第1回 非がん疾患のエンドオブライフケア セミナーのご案内

このたび、日本エンドオブライフケア学会では、第1回非がん疾患のエンドオブライフケアセミナーを開催することになりました。

終末期の苦痛を和らげる緩和ケアを必要とする人のうち、3人に2人は非がん疾患です。欧米では、1990年代に非がん疾患の方が苦痛に満ちた最期の時間を強いられていることが問題となって以降、非がん疾患のエンドオブライフケアの研究、教育、実践は飛躍的に発展してきました。

一方、我が国においては非がん疾患のエンドオブライフケアの研究、教育、実践は立ち遅れており、多死社会を迎えようとする今日、我が国における非がん疾患のエンドオブライフケアの確立は我が国の医療の最重要課題となっています。

そこで、現在、病棟・在宅・施設等で働く医師、看護師などの医療職が、国内外の研究で明らかになった様々なエビデンスに基づき、非がん疾患のエンドオブライフケアについての質の高い実践ができる一助になればと考え、本セミナーを企画しました。

今回、講師をお願いした先生方はそれぞれの領域において、長年この課題にとりくんできたわが国の第一人者の先生方です。きっと明日からの皆様の実践に役に立つセミナーになると思います。皆様のご参加をお待ちしております。

日時
2017 年7月9日(日曜日)午前10時~16時20分
場所
北とぴあ(東京都北区王子1丁目11−1)13階 飛鳥ホール
京浜東北線王子駅徒歩2分、地下鉄南北線5番出口直結、都電荒川線王子駅前徒歩5分
対象
医師・看護師等(医療職)
定員
250名
参加費
会員 5,000円、非会員 10,000円
申込締切
2017年7月3日(月)
プログラム
  1. 非がん疾患のエンドオブライフケア総論(30分)
    講師 平原佐斗司(東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所)
  2. 心不全のエンドオブライフケア(50分)
    講師 弓野大(ゆみのハートクリニック)
  3. 認知症高齢者のエンドオブライフケア(50分)
    講師 桑田美代子(青梅慶友病院)
  4. 呼吸器疾患のエンドオブライフケア(50分)
    講師 津田徹(霧ヶ丘つだ病院)
  5. ALSのエンドオブライフケア(50分)
    講師 荻野美恵子(北里大学医学部附属新世紀医療開発センター)
  6. 腎不全のエンドオブライフケア(50分)
    講師 三浦靖彦(東京慈恵会医科大学附属柏病院 総合診療部)
  7. 非がん疾患の予後予測と意思決定支援(40分)
    講師 平原佐斗司(東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所)
主催
エンドオブライフケア学会・エンドオブライフを支える専門職の実践・教育・研究委員会
お問い合わせ先
本セミナーについてのお問い合わせは、梶原診療所 研修センターまで、メール(training_center@fureaico-op.com)でご連絡ください。

頒布チラシはこちら